MAN / SHINO TAKEDA

MAN / SHINO TAKEDA

 

作品は、毎日の日記みたいなもの。

その時感じたことや、気持ちや、まわりで起こっていることがそのまま表れる。

ここは、五感を裕福にしてくれるものが世界中から集まってくるからアーティストとしては

すごく恵まれている。

 

NY で活躍するセラミックアーティスト Shino Takeda。

彼女の作品を知ったのは SNS で。独特の色使いでありながら、どこか温もりが感じられる、
和食器でも洋食器でもない、型にハマってない、そんな器たち。

NYで暮らす彼女ならではの作品と、そのまわりにある日常について、お話しを伺いました。

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Shino Takeda さんは 1997 年に渡米し、今年で在住 21 年目。

「もともとの渡米はモダンダンスの留学ですが、陶芸の道を歩み始めたのは、2010 年の 8月。色々きっかけがあるんです。日本の幼なじみや、NY で可愛がってくれた方たち 3 人が亡くなって、やりたいことはやれるうちにやろうって思って。」

 

「陶芸、ガラス、鉄に興味があったんだけど、骨董が好きだったおじいちゃんの影響で、母が陶芸好き。陶芸が一番身近にあったからです。あとは、ハマグリの酒蒸しを作るのに、いい具合の器がこっちで見つからなくて。自分でつくろうかなと。」

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ヴィヴィッドな色や優しい色合い。Shino Takeda さんにとって、自然や身の回りにあるものは作風に大きな影響を与えているようです。

「すべての意味での Nature、季節だったり空や海だったり食べ物、お花、周りにいる人、すべてのものに常に inspiration をもらってる。」

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とっても興味深かったのは、犬のお髭からの想像力。お友達から数日預かっていたワンちゃんなのですが、Shino Takeda さんの手に掛かればお髭さえもアートの一部に。

「作るうえでは、何かを思い浮かぶというよりは、毎日の日記みたいなもの。そのとき私が感じていくことや、気持ちや、まわりで起こっていることがそのまま表れる感じ。先にデッサンをやることはないです。そのときそのとき、わーーーっと色をつける。」

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「NY は、美術、音楽、食べ物、人など、五感を裕福にしてくれるものが世界中から集まってくるからアーティストとしてはすごく恵まれている。」

“出逢ってもらいたい”という思いから、日本でもお取り扱いのあるお店は WEB などの媒体では公表していない。

「森の中や、海の前、商店街のなかにこっそりあります。」

 

そして、彼女のお家は、とても素敵なお部屋で、ご自身の作る陶器と、とってもマッチした印象。飾られているアートやインテリアなど、部屋のお気に入りの場所のお話しも。

「アートはほぼ友達の作品。ちょっとだけフリーマーケットで出会った作品が混じってます。フレームも古いものか友達がつくってくれたもの。家具もほぼ vintage/antique です。大量生産のものはまず買わないですね。」

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「お部屋作り。。。まずプラントたちが一番いい場所をとってそれに合わせてあと全部ゴチャゴチャ適当に。新しいアートがくると、それにあわせてみんな大移動。一番好きなのはカウチのところ。」

そんな素敵なアートが集まってくる Shino Takeda さんは、

「一番すきなのは NY の Noguchi Isamu museum 。アーティストは、Paul Klee、Henri Matisse が大好き。人にこの人好きでしょ?って言われて逆に調べて、あー好きって思うほう。」

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陶芸も日本にいたらやっていなかったかもしれない
そしたら、こんなにたくさんの人に出会えていなかった

 

一番幸せと感じる時間はどんな時かを伺うと、
「大好きな人たちとダラダラわいわいご飯食べてるときかなー。」

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「大好きな人達がおうちに集まって自分の料理を自分の器で出せるとき。あと、飲み物を飲むにあたって、うちではみんな好きな器を選んで洗ってから飲むっていう決まりがあって、みんなが選んでる姿を見るのが一番すき!」

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「NY に来て良かったことは、今の自分がいる、ということ。NY で出会えた全ての友達とか経験とか全部含めて、今の自分がいるってことがすごく幸せ。陶芸ももしかしたら日本にいたらやっていなかったかも。そしたら、こんなにたくさんの人に出会えていなかったと思う。苦労はない。私はずっと本当にラッキーで、いろんな人に助けてもらったから。」