IRVING PENN

IRVING PENN

 

現在メトロポリタン美術館では、コム デ ギャルソン 展が開催中ですが、

是非おすすめなのが、生誕100周年を記念したフォトグラファー・Irving Pennの回顧展「Centennial」

今月7月31日まで行われています。70年間撮り続けてきた前衛的で、シックな写真が並んでおり、

Irving Pennの特徴でもある「モノクロ」と「シンプルな構図」である作品は、

その時代の象徴と、彼の写真の代名詞と感じます。

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Irving Pennは、白かグレイのバックで、モデルを配置させ、自然光を取り入れたパイオニア。

1943年から長年VOGUEのファッションカメラマンとして活躍し、その後はクリニークなどの広告写真も手掛けています。

モノクロで魅せる彼の作品は、まさにそれを象徴とするものばかりです。

彼の奥さんであったトップモデル、リサ・フォンサグリーヴスを筆頭に、

ピカソ、ダリ、ヘップバーン、サンローラン等、様々な著名人をモデルに撮影してきました。

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これは、VOGUEから依頼された、1950年から約1年かけてニューヨーク・ロンドン・パリの都市の労働者を撮影した作品。

それぞれのユニフォームに身を包んだ男達の、何も特別でない、日常の一部としての装い、彼らそのものの姿を写しています。

この回顧展では、ポートレート以外にもヌード、ペルーやモロッコ、クスコなどで撮影した民族の写真も飾られています。

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”Photographing a cake can be art “

静的な物をモデルにすることも多く、生前よく口にしていたその言葉通り、

美しくも毒っ気のある花、タバコの吸い殻のようなゴミなども、彼のアートになっていました。

また、実際彼が使用していた当時のカメラなどもご覧いただけます。

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約200点にも及ぶ写真をゆっくりと見た後は、フォトスポットも併設されている遊び心も。

今月までと開催期間は残り少ないですが、とても見ごたえのあるシックでスタイリッシュな特別展でした。

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