MAN / RIKA AIZAWA

MAN / RIKA AIZAWA

 

『来る者拒まず、去る者追わず』 世界中から人々が集まり、出生や価値観は十人十色。

のこのこと 暮らしてゆくことは許されない、そんな場所。

 

現在はグラフィックデザイナー、No.648でのゲストハウスの運営。そして、ヴィンテージやブランド古着などを主に扱うオンラインショップの運営をされている、相澤りか氏。

まずは、渡米したそのきっかけを伺いました。

「大学の経済学部に通っていましたが中退し、グラフィックデザインを独学で学び始めました。小さい頃から海外に住むことに興味があり、グラフィックデザインを勉強するため、2016年の春にニューヨークへ渡りました。」

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ゲストハウスを運営されているプロジェクトは3名でスタート。

「No.648は、某ファッションブランドでセールスマネージャーを務めるRyo Miyamoto、同じくファッション業界に身を置くフォトグラファーのWataru Shimosatoと共に立ち上げた、ライフスタイル提案プロジェクトです。『ライフスタイルの中に見るファッション』をテーマに、キュレーションした様々な商品や企画を通じて、トレンドや売れ筋を一切無視したわたしたちの独自の価値観や美観を、多くの人とシェアしたいという思いから 立ち上げました。」

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「No.648を共に運営する二人と愛犬1匹で暮らすブルックリンにある我が家をゲストハウスとして提供しています。ゲストハウスの運営を始めてもうすぐ1年が経ちますが、泊まりに来てくださる人達との出会いはとても刺 激的で貴重なものです。年齢や職業も全く違う人達とお話しを交え、ニューヨークでの滞在をより良い思い出にして頂けるようにお手伝いできること、とてもやりがいがあります。」

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愛犬のりんごちゃんも家族の一員として迎えてくれるそうです。

「我が家のアイドル、コッカースパニエルのりんごです。去年の10月に近所で里親募集をしているのをネットで見てすぐに見に行き、あまりの可愛さからあっという 間に引き取ってきてしまいました。とても人懐こい良い子です。」

 

相澤さんのお気に入りのエリアを紹介してもらいました。

「ダンボという石畳にレンガの倉庫街が並ぶ地区ですね。特にブルックリンブリッジのふもと、イーストリバー越しに広がるマンハッタンの摩天楼は素晴らしい景色です。」

 

NYは週末に大小さまざまなフリマがありますが、おすすめのフリマを伺いました。

「一番有名なのはブルックリンフリーというフリーマーケットです。暖かい時期は先ほど紹介したダンボとい うエリアで毎週末開催されます。こちらは観光スポットともなっているので、全体的に値段もお高め、質の良いヴィンテージや骨董品はあまり見かけません。しかし規模が大きいので品数も多く、またユニークなフード屋台も充実しているので、ニューヨークに訪れた際は是非足を運んでみていただきたいです。」

「チェルシーフリーマーケットは規模こそ大きくありませんが、こちらも有名です。高いビルに囲まれた駐車 場で開催され、ニューヨークらしさ溢れるフリーマーケットです。」

Processed with VSCO with hb2 presetヴィンテージに精通する相澤さんに、ファッションのこだわりやルールについても。

「今はフレンチヴィンテージワークウェアを集めています。ここ数年は雑誌を一切見ないので流行は全く分か りません。ファッションが好きというより服が好きなので、ルーツのあるもの、丁寧に作られた服を集めて いきたいと思っています。」

おすすめのヴィンテージショップについて、相澤さんが紹介記事を書かれているので、こちらも参考にしてみてください。☞http://longe-bose.nyc/longebose/brooklyn-vintage-store-map

 

桜のきれいな時期に帰国されていたようで、久々の日本を楽しんでいるようです。

「たった1年離れただけの日本ですが、とても新鮮に感じています。そしてとにかくご飯が美味しい、安い! 家族や友人と過ごす時間を大切にしながら過ごしています。」

 

NYと日本では、異なる価値観や仕事に対する文化の違いは、今までNY在住で取材させて頂いたみなさんが感じる事でしたが、相澤さんもその一人。

「ニューヨークに来てよかったと思うことは、どうやってお金を稼ぎ生きてゆくかを考える癖がついたことです。フリーランスで働く人や会社に勤めながらも独自でビジネスをする人が多いので、仕事への向き合い方 は日本より多様性があり、働き方への新しい可能性を見つけることができたと思います。しかしあくまで外国人ですので、ビザの問題や言葉の壁という点では苦労がありますね。」

「NYは一言で言うと、『来る者拒まず、去る者追わず』 世界中から人々が集まり出生や価値観や十人十色。その人の個性にとやかく言う人はいませんが、その分ステータスはとてもシビアに評価されます。外国人として、ある意味では暮らしやすい街ですが、のこのこと 暮らしてゆくことは許されない、そんな場所に感じます。」

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